全国展開する外食チェーンで、5店舗を統括するエリアマネージャーとしてキャリアをスタートさせたOさん。
多国籍なスタッフと働くなかで、年齢も文化も異なるメンバーをまとめる日々は、自然と多様な価値観を受け入れる土台となりました。

転機となったのは、日本で同じ職場に勤務していたベトナム人の女性との結婚。
そして、お子様の誕生をきっかけに「出産環境やベトナム文化をもっと深く知りたい」と、家族でのベトナム移住を決意します。

現地では、語学学校での教育支援や貿易関連の業務に従事し、生活を通してベトナムの社会や文化を肌で実感しました。

「見知らぬ土地で言葉を学び、文化の違いに向き合う毎日は、まさに技能実習生たちと重なる体験でした。
だからこそ、彼らの気持ちが手に取るようにわかる気がするんです」と語るOさん。

その経験は、現在の監理業務においても大きな糧となっています。

お子様の成長機会を求めて日本へ本帰国した今は、二児の父として家庭を支えながら、実習生の現場を回る日々。
常に“相手の背景や気持ちに寄り添う姿勢”を大切にしながら、実習生たちをサポートしています。