2025.03.28
宮城県の惣菜製造業でインドネシアの特定技能外国人として働いている皆さんと地域防災活動の理解セミナーに参加しました。
来日して一番心配していることは自然災害に遭うことです。日本では、災害が起きたら学校が避難所になって地域の皆さんは学校に集まります。ですが、日本に来ている外国人の皆さんは、そのことを知りません。災害が起きてどこに避難すればいいか、誰に助けを求めればいいか、言葉の壁もありながら情報を集めることに皆さん限界を感じていました。
そのため、地域の皆さんと一緒に防災について学びました。セミナーは、簡単な日本語で教えてくれたので皆さんもすぐに理解できました!
今回学んだことは、外国人の皆さんが災害弱者に認識されることや災害時の緊急対応、そして災害が起きた時必ず学校に避難することだということが分かりました。なぜ学校?それは、このような理由があります。
1. 災害発生初期段階で、外部の救援体制が整うまでの安全を確保できる。
2. 児童生徒や教職員、地域住民が徒歩でも避難できる場所として適している。
3. 給食施設を利用した炊き出しや避難物資の配給の拠点になる。
2024年能登半島地震の被害に遭った技能実習生の外国人は、必要な支援が受けられず不安な気持ちだったそうです。事前に防災知識を持っていれば「同じことを経験しないで済む」とセミナーに参加していた皆さんは感じました。このセミナーで大事なことを学んだと思います。