2023.05.29
ハノイの送出し機関HR IIGにて入国前講習中の技能実習生たちと、
日本語教員を目指す成蹊大学生による交流授業がオンラインで開催されました。
Zoomのブレイクアウトルームに少人数で入室し、自己紹介や家族、趣味、お互いの国等について日本語での対話を行いました。
「ベトナムについてもっと質問してみよう」「日本の好きなところをもっと聞いたほうがいいかな」
「どんな共通点があるのかな」「敬語だとわかりにくいから自然な口調で話してみよう」と、
学生同士で相談しながら手際よく進めていきます。
大学生からの質問の意図や音声がうまく伝わっていないときには、
・ゆっくり話してみる
・「聞こえますか?」ではなく「聞くことができますか?」と質問の仕方を変えてみる
・ジェスチャーを交えてみる
・紙に書いて画面上で見せてみる
・チャットに書いて反応を見てみる
等、授業を開始してから数分の間に、沢山のトライアンドエラーを繰り返す姿が印象的でした。
柔軟性と思いやりにより言葉の壁を乗り越える努力が行われ、
初めは緊張していた実習生も、徐々に打ち解け笑顔を見せるようになりました。
質問がうまく聞き取れない時には、恥ずかしがらず「もう一度お願いします」としっかりと意思表示をしており、
将来の実習先でのコミュニケーションを円滑に進めるための基盤作りが着実に進んでいると感心しました。
今後も週に1度の交流授業を通じて、お互いの文化や言語についての理解を深め、絆を築いていってくださいね。
この貴重な経験が、将来の両者の成長と国際交流の促進に繋がることを心から願っています。