2024.06.18
先日、JETROシンガポールの職員の方々が協同組合FUJIの新横浜事務所を来訪され、
服部代表理事と吉國理事と共に、フィリピンの造船分野に関する意見交換を行いました。
協同組合FUJIでのこれまでの造船分野における受け入れや、
積極的なフィリピン人実習生や特定技能者の受入れの成果が評価され、
直接話を伺いたいという要望をいただけたことを大変光栄に思います。
今回の意見交換では、現在のフィリピン人造船分野での受け入れ状況や
運営上の課題について率直な意見を交わしました。
特に、協同組合FUJIからは、フィリピンの技能実習生や
特定技能者のニーズや適応状況、今後の改善点についてもお伝えしました。
具体的には、フィリピン特有の手続きが煩雑であることや、
それによりMWO(Migration Watch Organization)による
出国側の雇用管理が厳しく守られ、失踪などのトラブルが少ないことに触れました。
また、フィリピン人の技能実習生や特定技能者は英語が話せるだけでなく、
明るい性格も持っており、その良さが多くの企業から選ばれる理由となっています。
さらに、フィリピン独自のルールにより、他の組合では対応できないケースが多く、
経験豊富なFUJIに依頼をいただくことも少なくない事例をお伝えしました。
最後に、現在協同組合FUJIで提携している中から、特に造船分野の実績が多く、
信頼を寄せている送出し機関をご紹介させていただきました。
今回の意見交換を通じて得られた知見を活かし、
技能実習生と特定技能者の受け入れ促進と制度改善の一助に努めてまいります。